ファーム概要
ドイツ・ミュンヘンに本社を構え、1967年に設立された戦略コンサルティングファーム。
現在では、世界36カ国に50拠点を構え2,5 00名程のスタッフが在籍しています。コンサルティング業界ではRBと略されることもあります。
案件の領域
他の戦略系コンサルティングファームと同様に戦略系案件が多く、製造業特のうち特に自動車業界において高いプレゼンスを誇っています。
IT領域の案件は3割程度ありますが、開発等の所謂下流フェーズ案件はなく、IT戦略の策定などの上流フェーズが殆どとなります。
クライアントについて
日系の企業が大部分を占めており、業界は非常に幅広いです。また、特徴の一つとして、リピード率が非常に高い事が挙げられます。
コンサルティングスタイル
彼等は、顧客の考えを深くまで推察する”Audience Analysis”を大切にし、これを尊重しながら、「仕掛ける(挑戦する) 事」も常に意識しながら攻めるコンサルティングサービスを目指しています。
コンサルティングサービスの提供にあたっては、様々な利害関係者がいる中で複数のAudience Analysisを読み解き、以下にクライアント全体の満足度を上げるかを重要視しています。よって、非常に現場主義が強いと言って良いでしょう。
また、海外との連携も活発で全プロジェクトの内3分の1強が海外プロジェクトと言われており、常に海外オフィスと協働しているようです。
その他にも、短期的な利益を求めるコンサルティングではなく、長期的目線に立った企業の成長に重きを置き、クライアントのリレーションシップを深めるコンサルティングスタイルに定評があります。
コンサルタントの働き方
案件により様々ではありますが、退社時間は午後10時から午前2時が通常となります。
しかし、日本オフィスの場合はまだ従業員数100名程と少数精鋭である事に加え、年に一度希望を出す機会がある為「どの案件で成長機会を与えるべきなのか」という成長する為のアサインが大切にされています。自身が取り組みたい業界等に関しても比較的希望が通りやすい環境であると言えます。また、どのような職位でも自身の仕事にオーナシップを持つことが求められる為、常に高い能動性が求められます。
その他にも、「プロジェクト終了後には休暇を取得しても良い」というルールが制定されている為、プロジェクト後に1週間程の休暇を取る方が非常に多いそうです。
年収水準と評価体制
パートナー | 4,000万円以上 |
プリンシパル | 2,500万円~4,000万円 |
プロジェクトマネージャー | 1,600万円~2,300万 |
シニアコンサルタント | 1,100万円~1,500万円 |
コンサルタント | 700万円~900万円 |
ジュニアコンサルタント | 500万円~700万円 |
評価制度
評価制度はスキルマトリックスという物で規定されており、課題解決力や顧客とのコミュニケーションレベル等の複数のカテゴリー・項目で年に1度評価される事になります。
職位が上がる事によって視座が高まる事に期待しており、昇進は非常に速いと言われています。
ジュニアコンサルタントからコンサルタントへの昇進はそれ程難易度は高くないようですが、コンサルタントからシニアコンサルタントへは大きな壁があるようです。
福利厚生
コンサル業界に共通していますが、日系企業に比べると福利厚生は無いと思って頂いた方が良いでしょう。
企業文化と社員の傾向
「アントレプレナーシップ(起業家精神)」・「若さ」を重要視しており、積極的に昇進させる社風があります。
そしてこれに紐づき、「挑戦する文化」が強く根付いています。よって、他の戦略ファームと比較すると、若い内からプロジェクトに対して責任のあるポジションを任される事が非常に多いです。もし仮に上手くいかなかった場合は、より上位職種の方がカバーするという文化があります。
また、風通しが非常によく、パートナーと若手コンサルタントが雑談をしている事も珍しく無いそうです。
また、成長意欲が高い方が求められており、現状に満足せず貪欲に成長機会を獲りにいく方が非常に多い印象です。
主な転職先
事業会社 | 15% |
ベンチャー企業 | 15% |
他コンサルファーム | 25%~30% |
ファンド・VC | 10% |
その他(MBA等) | 30%~35% |
選考フローと対策ポイント
ケース面接は資料提示型で、かつ英語で行われる為、対策を入念に行う必要があります。
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