各コンサルティングファームで必要となるスキルや資質
以前は「戦略系コンサルティングファーム」、「IT系コンサルティングファーム」、「業務系コンサルティングファーム」といったように分かりやすく別れていましたが、最近ではどのファームでも様々な領域を扱うようになってきた為、求められるスキル等について明言は出来なくなってきています。しかし、それを裏返すとご自身の能力・適性次第では挑戦できるファームが増えてきているという事でもあります。
ただ、現在もコンサルティングファームの大枠は変わってはいませんので、参考までに以下をご覧頂ければと思います。
戦略系コンサルティングファーム
こちらに関しては、多くの人がイメージしている経営戦略策定等の所謂上流を担当することが多いため、とにかく高い能力が求められます。
非常に高いロジカルシンキングスキルやコミュニケーション能力、その他にも洗練された立ち居振る舞いや人間的魅力が必要となります。また、多くの戦略系コンサルティングファームではビジネスレベルの英語力が必須と言ってよいでしょう。
業務系・IT系コンサルティングファーム
戦略系コンサルティングファームよりも現場サイドのコンサルティング業務を実施する事が多い為、事業会社での経験や知見が重要となります。中でも以下のような経験が求められるケースが多くなってきています。
【求められる経験・スキル】
ERPの導入経験
CRM・SCM
SEとしての経験
IT企画の経験
業界や業種に関する深い知見をお持ちの方
(社内外問わず)業務改善の経験のある方
ブティック系コンサルティングファーム
特定の業界や領域に特化しているファームのことをブティック系コンサルティングファームと呼びます。中でも2つのファームの種類が有名ですので、そちらについて言及していきます。
FAS系(財務アドバイザリー)コンサルティングファーム
こちらのファームではとにかく専門知識と経験が重視されます。デューデリ部門等では金融機関での就業経験者では採用される可能性は非常に高いです。また金融、会計系の資格をお持ちの方も優遇される傾向にあります。しかしM&A関連になってくると、実務経験がほぼ必須となってくる傾向にあります。
【求められる経験・スキル】
財務、会計に関する深い知見
M&Aの実務経験
組織人事系コンサルティングファーム
組織人事系のコンサルティングファームでは、中途で人事もしくは人材領域の経験者を採用しています。業界や業種での経験も重視されますが、サービスの対象が「人」である為、人間的魅力やコミュニケーション能力が重視される傾向にあります。
【求められる経験・スキル】
人材育成の体制を構築
人事評価制度の構築
多国籍のメンバーが属するチームを率いた経験
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