コンサル転職の成否はエージェント選びで8割が決まる?

コンサル業界では、他の業界同様注意すべきポイントがあります。当コラムではコンサル業界への転職で特に注意すべき7つのポイントを纏めていきます。
コンサル転職を志望している方もそうでない方にも「エージェントの選び方」等といった役に立つ情報を載せていますので、参考にしてみて下さい。

コンサル転職ではエージェント選びが合否を分ける

コンサル業界への転職は他の業界への転職と同様、転職エージェントの選び方が非常に重要になってきます。

なぜ重要かと言うと、転職活動は情報の非対称性が非常に強い為です。つまり、転職希望者側と求人企業(人財を採用したい企業)が持っている情報の差が大きいという意味です。

少し分かりづらい為、具体例を用いて解説していきます。
生命保険の対個人営業経験3年のAさんが、求人メディア(リクナビNEXT等)に掲載があった営業職募集の求人(募集要項:営業経験3年以上)に応募しました。しかし、書類選考で不合格になってしまいました。実は、求人企業は対個人営業ではなく、「対法人営業」の経験者を求めていた為です。
「よくある話だ」と思う方は多いかとは思いますが、これは書類選考だけでなく、面接等に関しても同じような事が起こり得ます。具体的にご説明すると、求人企業は「事実に基づいて黙々と業務を遂行していく人財」を採用したいと考えていたにも関わらず、それを知らずに面接に臨んでしまい、面接の場で求人企業が求める人物像とは真逆の人物像を演じてしまった、といったケースです。

この情報を知ってさえいれば普段の自分のままで臨めば合格していたかもしれないのに、無駄な事をしてしまったケースです。
コンサル業界への転職ではこれが非常に顕著になります。
もう既にご存知の方も多いかとは思いますが、コンサル転職では「ケース面接」という独特な形式の面接が行われる事が非常に多いです。
(ケース面接の詳細については以下の関連コラムをご参考下さい)
【関連コラム】

「ケース面接」を徹底的に対策する

このケース面接でも、知らないが為に不合格になる方が非常に多いです。

ケース面接では「自分の頭で考えているか」という点が非常に重要視されているにも関わらず、対策本などで覚えた回答例に一生懸命当てはめて回答をしようとすると不合格になる事があります。理由としては、回答例に当てはめているだけで、「自分の頭で考えていない」為です。多少不格好であっても、コンサル転職では面接の場で自分の頭で考えている方が合格します。

転職活動においては、こういった事以外にも、「知っていればそんな事はしなかった」という事は頻発します。そういった点に関して、情報を知っている転職エージェントを選ぶ必要があります。

簡単に言い換えると、求人企業と転職希望者の間に立って、情報の非対称性を解消するのが転職エージェントの重要な役割の一つです。
転職エージェントを選ぶ際は、「有名だから」、「実績があるとHPに書いてあったから」、といった安易な選び方ではなく、しっかりと転職エージェントと話をしてから決めるようにしましょう。

有名な転職エージェントでも、キャリアアドバイザー(転職希望者と面談をする方)は多数在籍しています。そうなると、その質にも差があるのは明らかですよね。実際に話してみて、「転職を成功させる為に有益な情報を日々提供してくれるか」という観点のもと、エージェントを選ぶようにしてみて下さい。

もちろん、エージェントも人ですので「合う・合わない」といった感覚的な物もあるかと思いますので、まずは話をしてみて総合的に判断してみて下さい。
貴方の人生を賭けた転職活動です。「時間が勿体ない」等の理由でエージェント選びを軽んじてはいけません。転職活動はエージェント選びで決まるといっても過言ではありません。転職活動は焦っても良い事はありません。慎重にじっくり進めていきましょう。

コンサル業界未経験者が転職で注意すべき2つのポイント

前の項目でエージェント選びの重要性について解説しましたが、当項目ではコンサル業界の未経験者が転職活動をする際に注意すべき2つのポイントを記載していきます。

「3年は勤めるべきだ」を鵜呑みにするとコンサル転職の機会を逃す?

コンサル業界は活況が続いており、現在は未経験者の採用を積極的に行っています。

しかし、未経験者採用の主なターゲットは第二新卒層となっており、転職する時期は非常に大切になってきます。第二新卒層というのは、大学(もしくは大学院)を卒業し、就業3年以内の方を指します。よって、世の中で言われる「3年は勤めるべきだ」という考えに何も考えずに鵜呑みにしていると機会を逃してしまう可能性があります。

これは勿論、すぐに転職すべきだという意味ではありません。

「自分のなりたい姿」から逆算して、身に着けるべきスキル等を整理した結果、コンサル業界への転職が良いキャリアパスになると分かっているのであれば、挑戦するのが良いかもしれません、という意味です。

今やっている業務で身に付くスキルが、「将来なりたい姿」になる為に大きな役に立つのであれば、問題はないのですが、そうでないのであれば同じ仕事をする意味は無いと言っても過言ではないと思っています。

コンサルへ転職して幸せになるとは限らない

新卒就活でも中途でもコンサル業界は非常に人気のある業界です。

それは、「エリート」や「高学歴」、その他にも「高給取り」といった華やかなイメージが先行している事も理由の一つとして考えられます。そういった表面的なイメージで転職をしても幸せになれない方もいます。

そういった事を避ける為、当社では転職希望者の「価値観」や「将来なりたい姿」を必ずお伺いしています。「価値観」・「将来なりたい姿」から逆算し、コンサル業界が向いていると考えられれば当社では誠心誠意ご支援させて頂きますが、そうでない場合はコンサル業界への転職をお勧めしないケースも多々あります。そういった際は「価値観」・「将来なりたい姿」をベースにどういった業界が適しているのか、もしくは今の会社に在籍し続けるのが良いのか等を共に考えさせて頂いています。

コンサル業界は今でこそ、以前のような『深夜までの勤務が当たり前』、といった状況ではなくなってきていますが、アサインされるプロジェクトによっては深夜になる事も珍しくありません。

コンサル業界への転職を考えていらっしゃる方はエージェントを利用される事をお勧めしますが、もし仮にエージェントを利用しないで転職することを検討されている方はこういった業界の細かい情報についても綿密に調べた上で、改めて検討されることをお勧め致します。

【関連コラム】

未経験からコンサルティングファームへの転職は可能

 

コンサル転職は事前準備をしなければ9割が不合格になる?

これまでの項目でも少し触れている個所もありますが、コンサル転職では事前準備が非常に重要になります。
具体例を一つ挙げるとすれば、「コンサル転職の面接ではどういった点が重視されているのか」、「その重視されている点を対策するにはどうしたら良いのか」、等に対する情報収集や対策といった事です。

しかし、何が重視されているのかを知っているだけでは意味がありません。知っている情報をしっかりと面接の場でアピールする必要があります。
その為には練習は必須になってきます。独力でやるには限界がありますので、エージェントに聞いてもらってフィードバックを貰うのが良いでしょう。
「結論から話してください」「話が冗長になっています」、「『えー』という口癖を治しましょう」といった内容、言うなれば身に染みついている癖などについては、自分で気付くのは難しい為、第三者視点からフィードバックを貰うのが非常に効果的です。

コンサル業界特有のケース面接に関しても同様です。

ロジカルに話をしているつもりでも、緊張のせいもあって実は支離滅裂になっていた、といった事は珍しくはありません。
信頼できるエージェントと対策するのが良いでしょう。

コンサル転職の対策は専門特化のエージェントを利用する

これまでの項目でコンサル転職にはエージェントを利用する事をお勧めしてきましたが、当項目ではどういったエージェントを利用すべきかについて記載していきます。

先に結論を申し上げますと、コンサル転職ではコンサル業界に特化しているエージェントを利用する事をお勧めします。

理由としては、保有している情報量が圧倒的に違う為です。
大手のエージェントは取り扱い求人が多い事が強みの一つとして挙げられますが、各キャリアアドバイザーが保有している情報量には差があります。言い換えると、全てのキャリアアドバイザーがコンサル業界への転職に精通している訳ではない、と言う事です。

それに引き換え、コンサル業界に特化しているエージェントはコンサル業界以外の取り扱い求人は多くはないものの、特化しているコンサル業界に対する知見は非常に大量になります。
面接に関する情報提供は勿論のこと、これまでの転職支援実績からその方に合わせたアドバイスを受ける事が出来ます。これまでにもお伝えしていますが、コンサル業界に特化しているが故に、情報の非対称性を大きく解消する事が出来ます。

コンサルに転職するのに資格は必要ない

当社にご相談に来る方の中にも、「コンサル転職にはどういった資格が必要ですか?」といった疑問をお持ちの方は少なくありません。

多くの方が誤解をされているのですが、結論、コンサル転職に必須の資格はありません。世間で言われる難関資格は「Nice to have」であって「Must」ではありません。勿論、英語力等はあるに越したことはありませんが、それよりも、「コンサルタントに求められる能力」を有しているかどうか、が重視されます。

「コンサルタントに求められる能力」とは、ロジカルシンキングやコミュニケーション能力、プロ意識等がありますが、詳細は以下の関連コラムをご参考下さい。
【参考コラム】

各コンサルティングファームで必要となるスキルや資質

コンサルファームで求められる資質と能力

コンサル転職での逆質問で、絶対にしてはいけない質問

コンサル業界に限らず、転職活動においてしてはいけない質問という物があります。それは、「相手が答えられない、かつ自分に有益ではない質問」です。
分解して解説していきます。

「相手が答えられない質問」

これは、簡単ですので具体例を用いて解説していきます。例えば、面接官で相対した人事担当者に「金融チームの〇〇を教えて下さい」という質問をしたとして、回答出来ると思いますか?仮に回答が返ってきたとしても、「自分は金融チームに所属していない為、明確な事は答えられないのですが~」といった枕詞が付き、欲しかった回答は返ってこないでしょう。これが「相手が答えられない質問」の例です。

「自分に有益ではない質問」

これは少し難しくなるので、詳細にご説明していきます。
質問をする時のことを思い出してみて下さい。恐らく、「興味はないが何か聞かなければならないから聞く質問」と「本当に知りたいから質問」の2つに大別する事が出来ると思います。

新卒の就職活動の時を思い出してみて下さい。少人数での社員座談会等で質問をする機会があり「興味はないが何か聞かなければならないから聞く質問」をした記憶はありませんか?「同期の方の雰囲気を教えて下さい」等は典型的な物でしょう。雰囲気等は非常に抽象度が高く、聞いた所で具体的なイメージも出来ません。加えて、雰囲気の感じ方等は人によって大きく異なる為、言葉を選ばずに言えば、聞く意味の無い質問です。

それとは逆に、具体性が高い内容は有益な質問である事が多いです。

例えば、人事担当者に「入社後はまず3か月間の研修があると聞いています。具体的にどのような研修をどのようなスケジュール感で実施するのか詳細に教えて下さい」といった物です。具体的に聞く事で、もしかしたら他社と比較する事が出来ますし、企業選びをしている学生にとって研修は本当に聞きたい内容だと考えられます。この質問は「相手が答えられる、かつ有益な質問」だと言えるでしょう。

コンサル転職での面接でもこれを意識してみて下さい。質問の質が低い事も評価が下がる要因です。また逆に考えると、質の高い質問はそれだけで評価を上げることも可能です。
中には、「聞きたい事がない」という方もいるかとは思います。

しかし、本当に入社したい会社であれば絶対に聞きたい事が出てくるとは思いませんか?質問が出てこない方は、エージェントとも相談しながら、本当にコンサルを志望するのか検討しなおす必要があるかもしれません。

コンサル業界への志望理由に「起業」はNG?

結論からお伝えすると、コンサル業界への志望理由が「起業」でも問題はありません。

しかし、気を付けなければならないポイントが2つありますので、解説していきます。
ただ、まず前提として、「踏み台」にされる事を喜ぶ企業は無いという事は認識しておかなければなりません。

コンサル業界への志望理由はロジカルでなければならない

コンサルタントはロジカルシンキングを武器に課題解決を行っています。よって、転職希望者にもロジカルさ、筋が通っているかが求められます。もう少し具体的に解説していきます。
「将来起業したいからコンサルティングファームを志望している」と言われた時には、面接官でなくとも、当然「いつ起業するのか」、「どういった事業を始めるのか」などと言った疑問が出てきます。それに対してしっかりと筋の通った回答が求められます。しかし回答する内容によっては、「どのようなスキルを身に着けなければならないと考えているのか」、等と深く聞かれる場合もあります。嘘をつく必要は全くありませんが、そういった事を念頭に置きながら志望動機を練る必要があります。

コンサルファームは「ビジネススクール」ではない

また、もう一つ認識しておかなければならない内容としては、コンサルティングファームは「ビジネススクールではない」という事です。コンサルティングファームで学ぶ事は非常に多いとは思いますが、クライアントは高いフィーを払ってコンサルティングサービスを受ける訳です。そのような中に「学ばせて下さい」といったスタンスの方が入ってくる事を歓迎する人がいるでしょうか。恐らくいないでしょう。
高いプロ意識を持つコンサルタントの仲間入りをするという強い意識を持った上でエージェントと共に志望動機をどう伝えるか、考えてみて下さい。

コンサルへ転職すると本当に年収が上がるの?

世間一般的なイメージでコンサルは高給だと思われていますが、実際はどのような年収なのか解説していきます。
当項目では、大卒(大学院卒)の20代半ば程の方が転職をする際を想定してご紹介していきます。

現在の大卒(大学院卒)の20代平均年収は大手企業であれば400万円~480万円程だと言われています。
そしてコンサル未経験の20代半ばの方がコンサルティングファームへ転職する際には基本的にコンサルタント職での就業開始になります。(コンサルファーム毎に職位名は異なりますが代表的な職位を用いてご紹介しています。)

そして大手総合系コンサルファームのコンサルタントの平均年収は、580万円~810万円程になります。

当然、人によってオファーされる金額は異なってきますが、同世代の平均年収と比較する年収は非常に高いものと言えるでしょう。
しかし、コンサルファームによっては次の職位から年収1,000万円にも手が届いてきますが、コンサルタント以降の職位に昇格するには、当然求められるパフォーマンスの水準も高くなってきます。年功序列ではなく、完全な実力主義になりますので、何年在籍しても給与が上がらないと言ったこともあります。上がらないどころか、職位が下がって年収が下がる事もあります。

そういった事も鑑みると、現在在籍している企業に在籍していた方が確実に年収1,000万円に到達するかもしれません。年収が全てではありませんが、「コンサルファーム=高給取り」といったイメージだけで転職すると後悔するかもしれません。

余談ではありますが、大手人材系最大手企業に在籍している方にお聞きした所、中途で入社した方(主に20代後半)は初年度年収が590万円程。昇進を続けてマネージャークラス(主に30代後半~40代半ば程)で売上目標を達成して年収1,000万円に届くか届かないか、とのことでした。

社風や評価制度、年収テーブル等の細かい情報も収集した上で転職先を選定する事が重要になってきますので、コンサル業界を志望している方でも他の業界に関する情報を収集するのも受験企業選定の役に立つかもしれませんね。

選考フローと対策ポイント

ケース面接が非常に重視される傾向にある為、対策を入念に行う必要があります。

弊社ではコンサル出身者による無料ケース面接対策を実施しておりますので、以下の相談フォームからまずはご相談下さい。(1分で登録可能です)